■日程
令和元年11月11日
■視察地
〇摩耶山掬星台
〇六甲山サイレンスリゾート
〇有馬温泉
神戸市では、2017年度から、観光振興における重要な課題の1つである六甲山の活性化を実現するため、利活用を見込む六甲山上の遊休施設等に対して、提案者自身が六甲山上の観光振興への貢献を前提に建替えや耐震化等のリニューアルを主体的に行う際のリニューアル経費への支援を行っている。六甲山上の遊休化した企業保養所等の利活用や観光関連施設の新築等により、国立公園六甲山が国内外の多くの人々を呼び込む魅力ある空間になるような、民間ならではの発想や創意工夫にあふれる提案を支援。
2007年に近代化産業遺産に認定された旧六甲山ホテルの旧館を修復し「六甲山サイレンスリゾート」として7月20日から開業される。旧館は開業当時の1929年から残り、15年12月に閉館。八光自動車工業(大阪市)が譲り受け、修復工事はイタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏が手掛け、今後宿泊棟や温浴施設などが整備される。令和2年3月には、大学のセミナーハウス跡地に、地上3階、地下1階建てで、港町神戸をイメージした宿泊施設のホテル神戸六甲迎賓館がオープン予定。
有馬温泉では有馬温泉観光協会 金井啓修会長より、インバウンド状況や販売戦略・地域財源確保、バックアップ泉源確保と温泉保護区制定の必要性など説明をいただき、徒歩周遊しながら施設等を視察。
六甲山、有馬温泉は集客増加に向けこれまでとは違う民間の力を活用し大きく変わろうとしています。ネット環境や交通アクセスの改善など課題はあるが、数年後に神戸市を代表する観光スポットになるのは間違いありません。